住田町に行ってまいりました。
今期も住田町応急仮設住宅に寄贈・設置させていただいた太陽熱温水器の利用アンケートを実施する予定で、アンケート実施のお願いや自治会長さんからの情報収集のために、4月22日、住田町に行ってまいりました。
前回(平成24年度)に実施したアンケート及び凍結防止講習会の効果が見られ、
冬期間の温水器利用率が高くなったといううれしい報告がありました。
4月22日(月)
住田町応急仮設住宅において2年度後期(夏期)実施予定アンケートの記入事項について、仮設住宅へプロパンガスを供給している4商店(T商店、Y商店、O商店、Yo商店)にうかがい、ガス消費量について、入居者さんからの依頼があった場合、情報を提供頂くよう、お願いしてきました。
火石団地、中上団地、本町団地に伺い、それぞれの自治会長さんと2年目(平成24年~平成25年)冬期の太陽熱温水器使用状況について情報交換を行いました。
各団地とも平成24年夏に行ったアンケートを受け、初冬に水抜き講習会を実施したことにより、夜間の水抜きと昼間の通水を気軽に行えるようになったため、冬期の太陽熱温水器の使用頻度が上がった事が示唆されました。
住田町では、仮設住宅を退去する際、希望者には実費で仮設住宅の太陽熱温水器を新居へ持ち出し・再設置することを妨げてはいないが、実際に希望者はまだいません。その原因として入居者への情報の不足があるのではないかという問題点が指摘されました。
初年度(平成23年~24年)の冬期は水抜きをしたことをきっかけに太陽熱温水器の使用を中止してしまったと思われる世帯が各団地で多数見受けられたが、今回の聞き取りによると、特に火石団地では世帯間の声掛けにより、冬であっても温水器の使用が促されたようです。一方でこの冬に追加設置された追い炊き装置により、風呂の利用時間が家族によりまちまちになり、前年度よりかえってガスの使用量が増えた世帯も見られたようでした。
中上団地では団地内の元工務店技術者がボランティア的に温水器のメンテナンスを行っていたが、パッキングの劣化などによる経年変化が目立ち始めたので春にでも全体的な点検の必要を感じているといいます。故障時の連絡体制や技術者への費用負担をどうするかなど、決めておく必要を感じました。空き家が増えているため、空焚き防止のための管理も必要になってきているようです。
本町団地では、職場の近くへの転居希望により仮設住宅居住者の出入りが激しくなってきています。実際に「新居に仮設住宅から取り外した太陽熱温水器をつけることができれば使い慣れた機器でもあり、家計を助けることができるとは思うが、すぐに埋まる次の仮設住宅入居者のことを考えると、やはり取り外しは難しいと思う。」という意見が聞かれました。
(了)
2013年04月26日 17時04分 | この記事へのリンク