「太陽の光で電気を作る!!ミニ太陽光発電システムワークショップ」を取材しました

8月12日(火)、17日(日)13時より、仙台市宮城野区にある生涯学習支援センターにおいて「太陽の光で電気を作る!!ミニ太陽光発電システムワークショップ」(主催:仙台市地球温暖化対策推進協議会)が開催されました。つながり・ぬくもりプロジェクト東北は、12日の活動を取材させていただきました。

 

 講師は藤野電力の小田嶋さんです。

藤野電力は2011年3月11日の東日本大震災と福島第一原発の事故を機に、これまでのエネルギー利用のありかたへ疑問を持ったことから再生可能エネルギーの普及活動を開始したということです。

参加者は定員12名満員でした。会場に入ると既に机の上にはすべての材料がセッティングされており、下は小学校入学前の少女からすでに会社をリタイアされたと思しきおじさままで、皆興味津々で目の前の部品を見ています。

50W太陽光発電組立キット 

さて、組み立てる前に少し電気のお勉強です。手順書に従えばすぐに太陽光発電パネルを組み立てることはできますが、太陽光発電の仕組みを知り、パネルの発電量からバッテリーなど付属部品の容量を計算するためにも電気の知識は必要なことなのです。

電飾=電圧×電流 

カメラ取材も入る中、ワークショップは進んでいきます。

 作業の合間にも参加者から講師への質問が活発に飛び交います。付属器具を組みつけていき、とうとうパネルに光を当てて発電を確かめるところまできました。パネルを立てるとコントローラーのモニターが点灯し、会場に驚きの声が漏れます。

コントローラーを組みつけた太陽光パネルを立ててみる バッテリーコントローラー

 バッテリーと加工したインバーターを接続するといよいよ完成です。

バッテリーの組みつけ 

 

 デモンストレーションの小型の太陽光発電機を使って電燈を灯したり、分解・再組み立ての際の注意点・危険事項を再確認して4時間のワークショップが終了しました。

 参加者の皆さんに感想などを伺ったところやはり、太陽光発電への興味が参加動機であったとのご意見が多く聞かれました。また、震災時、自宅に太陽光発電システムを持っており、使用法を熟知していたら電気機器を利用できる状態であったのにも関わらず、それができなかったことが残念だったので、このワークショップを利用して勉強してみたくて参加を決めた、という家族もいらっしゃいました。

 今回の参加者からも聞かれた意見ですが屋根の上に高額の太陽光パネルを設置するとなると、出費や屋根の耐久性を心配して二の足を踏みがちです。しかし、今回のワークショップで組み立てた規模の50Wパネルと12Vバッテリーの組み合わせであれば、設置場所や予算による(実費5~8万円で実現)制約が少なく、生活における実用性と機動性を両立できるので、教材としてだけでなく普段から実際に利用することによる環境負荷の軽減や、非常時の電源確保に役立てられることが期待されます。

 最後に、今回のワークショップの取材を快く受け入れてくださいました主催者の仙台地球温暖化地域対策推進協議会と講師の藤野電力のみなさまに感謝申し上げるとともに、レポートを締めたいと思います。

 

今回講師を務めた藤野電力のご連絡先

〒252-0186

神奈川県相模原市緑区牧野7029牧郷ラボ内

080-3448-6090(担当:小田嶋)

 

 

 

 

 

 

http://fujinodenryoku.jimdo.com


 

2014年08月22日 15時08分 | この記事へのリンク

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